不動産売却業者を選ぶときのポイントについてご紹介!
ご自身が所有する不動産を売りたいときに重要なのが、不動産売却業者選びです。不動産売却業者によって、ご自身が所有する不動産が高額で売れるのかや対応などに違いがあります。
また、不動産売却業者はとても多いため、どこに依頼すればよいのか迷ってしまう方もいるでしょう。そこで、今回は不動産売却業者を選ぶときに役立つポイントをご紹介します。
もくじ
不動産売却の実績がある会社を選ぶ
不動産会社を選ぶ際、どんな点に注目して選べばよいのでしょうか。不動産会社を選ぶ際に、不動産会社の売却実績を確認してみてください。
不動産売却に自信がある証
不動産会社といっても、さまざまな会社があります。そこで、不動産売却の実績がたくさんある会社を選ぶとよいでしょう。不動産売却の実績がたくさんあるというのは、不動産売却に自身のある会社という証です。
また、不動産売買に自信を持っている会社は、売却を中心として活動している旨をホームページなどでアピールしているケースが多くあります。不動産会社を選ぶ際には、ホームページなども事前にチェックしておくとよいでしょう。
営業担当者をみて判断する
不動産会社には営業担当者がおり、基本的に営業担当者が顧客対応します。不動産売買する際、営業担当者の手腕が結果に大きく影響するため、どの会社を選ぶのかは、営業担当者をみて選ぶとよいでしょう。
きちんと対応してくれる営業担当者がいる不動産会社を選ぶ
営業担当者とのやり取りのなかで、レスポンスがはやかったり、専門性が感じられたりしたら、優れている担当者である可能性が高いでしょう。また、不動産相場をしっかりと把握していたり、わからないことをしっかりと調べてから答えてくれるといったような点も重要です。
しっかりと対応してくれる営業担当は、買主からの印象もよく、買主を納得させられる力があるでしょう。不動産売却は基本的に3ヶ月以上になるケースがほとんどで、優れた営業担当者であればご自身も気持ちよくやりとりしたり、不動産売却をストレスなく進められたりします。
広告に力を注いでいる
不動産売却にとって広告は、大きな役割を果たします。多くの人が目にする広告に力を注いでいる不動産会社がよいでしょう。
ネット広告に注力している会社がよい
不動産購入を考えている方は、広告を目にして問い合わせしてくるケースが多いため、インターネット上に広告を出していると問い合わせ件数が多くなるでしょう。問い合わせ件数が多いと、不動産が売れる可能性は高くなります。
不動産広告に注力している会社とは、多くの写真や動画を掲載しているような不動産会社です。また、掲載内容が細かく、物件の魅力を文章などでしっかりと伝えている会社がよいでしょう。
信憑性の高い不動産会社を選ぶ
不動産売却は数百万、数千万単位という大きな金額が動きます。不動産売却する際、非常に重要になるのが不動産売却金額です。
提示する売却額によって不動産が売れにくくなってしまったり、安すぎる金額で売れて損してしまったりするケースもあるでしょう。不動産売却で失敗しないためには、しっかりと根拠のある査定額を知っておく必要があります。
根拠のある査定額
顧客が不動産会社を選ぶ際、不動産会社が出した査定額について根拠のある話をしてくれているか、という点に注目してください。売却する不動産周辺の取引事例を参考に、査定額についての根拠を話してくれる会社が望ましいでしょう。
また、周辺の取引事例といってもさまざまなので、売却しようとしている不動産と似ている物件事例を参考にしているとより信憑性が高く、安心して不動産売却を依頼できます。不動産売却の際に、いくつかの会社に査定額を出してもらうケースもあるでしょう。
査定額は不動産会社によって多少前後しますが、あまりにも高かったり安かったりする場合は、査定額の根拠を聞いてみてください。査定額にばらつきがある際は、根拠がしっかりとしている会社を選びましょう。
大手と中小のどちらがよいか
不動産会社には大手と中小があり、どちらにもそれぞれメリット、デメリットがあります。ここでは、それぞれのメリット、デメリットについて紹介するため、ご自身で不動産会社を選ぶ際の参考にしてみてください。
信頼感があり無料サービスがたくさんある大手
大手不動産会社は、社員教育を徹底しており、顧客からの信頼もあるため安心できます。もちろん、買主からの信頼感もあるため、不動産売却がスムーズに進みやすいでしょう。
また、大手では無料サービスがたくさんあるケースが多く、修繕やクリーニングなどさまざまなサービスを提供してもらえます。さまざまな利点のある大手不動産会社ですが、仲介手数料が値引きしにくい点はデメリットといえるでしょう。
地元で活動している中小不動産会社は相場を把握している
ご自身の不動産を売却する際、地元で活動している不動産売却業者に依頼するとさまざまなメリットがあります。地元で活動している不動産売却業者は、地域の不動産相場に詳しいため、安心して依頼できるでしょう。
マンションの場合、大手の不動産売却業者と地元の不動産売却業者に大きな差はありません。土地や戸建ての場合、地元で活動している不動産売却業者の方が相場に詳しいでしょう。
不動産相場を把握していないと、高値をつけすぎて売れなかったり、安すぎる金額で売ってしまったりするケースがあります。適切な価格でご自身の不動産が売却できるよう、地元で活動している不動産売却業者を選ぶとよいでしょう。
また、中小企業の不動産会社は実力にばらつきがあるという点は、地元の不動産売却業者を選ぶ際のデメリットといえます。中小企業である不動産会社を検討する際は、しっかりと見極めてから依頼しないと失敗してしまうケースもあるため注意が必要です。
見込み客がいるケースがある
不動産を購入する方は、購入する土地や建物の近隣に住んでいたり、地元に住んでいたりする場合がほとんどです。不動産購入を考えている方は、地元の不動産業者に相談しているケースが多く、すでに見込み客を抱えているでしょう。
見込み客がいるというのは、不動産売却するにあたって非常に重要な点となります。見込み客が多ければ、ご自身の不動産が売れる確率が高くなるでしょう。
不動産売却業者を1つだけに絞らなくても大丈夫
いくつもの不動産売却業者を比較していると、どこもよくて選ぶのに迷ってしまう場合もあるでしょう。仲介契約にはさまざまな種類があり、必ずしも1つの不動産売却業者だけに厳選しなくてもよいケースがあります。
一般媒介
不動産仲介には、専属媒介や専属専任媒介、一般媒介という3種類があり、専属媒介と専属専任媒介の場合は、1つの仲介会社でしか仲介を依頼できません。一般媒介にて不動産売却する際は、同時に2つ以上の不動産会社に売却依頼できるため、1つの会社だけに絞る必要がないのです。
どの不動産会社に依頼しようか決めかねている方や、依頼したいと思っている会社が2つ以上ある方には、一般媒介が適しています。迷っている不動産会社がいくつかある方は、一般媒介にて不動産売却を検討してみるとよいでしょう。
また、実際に不動産を売却する際に気になるのが仲介手数料です。一般媒介の場合、いくつもの不動産会社に仲介依頼できるため仲介手数料が高額になってしまうのでは、と気になる方も多いでしょう。一般媒介でも専属媒介でも仲介手数料に違いはないため、ご安心ください。
不動産会社が受け取れる仲介手数料は、成功報酬です。専属媒介と同様、一般媒介の場合でも実際に仲介手数料を支払うのは、売却を決めてくれた会社のみになるため、売主が支払う仲介手数料は専属媒介の場合も一般媒介の場合も同じになります。
まとめ
この記事では、営業担当者の質や根拠のある査定額を提示しているかなど、さまざまな見るべきポイントをご紹介しました。ほかにも、ネット広告に力を入れている会社や不動産販売実績が豊富な会社を選ぶとよいでしょう。
また、大手と中小の不動産売却業者にはそれぞれメリット、デメリットがあるため、ご自身が魅力的に思う不動産売却業者を選択してください。この記事で紹介した不動産売却業者を選ぶときのポイントを参考に、ご自身にぴったりな不動産売却業者を見つけましょう。