不動産売却における「仲介」と「買取」の違いについて解説

公開日:2023/08/15

物件の売却を考えているけど、どのようにすればよいかわからない方も多いのではないでしょうか。物件の売却には「仲介」と「買取」の2つの方法があり、それぞれの特徴を知って最適な方法を選ぶことが大切です。本記事では2つの方法の特徴と違い、それぞれのメリット、デメリットについて紹介します。

不動産売却における「仲介」と「買取」の違い 

基本的に物件を売却するときは不動産会社を仲介して行いますが、どのような売却方法があるのか知っておくことが大切です。

仲介とは、不動産会社に購入希望者を探してもらって売却する方法であり、売買契約の手続きなどを代行してもらうのが特徴です。

一方、買取は、不動産会社が直接買取を行うため、宣伝広告をして購入希望者を探す必要がなく、手続きもスムーズなのが特徴といえるでしょう。

不動産仲介のメリット・デメリット 

不動産仲介のメリットは、相場に見合った価格で売却できる可能性が高いことです。

業者は依頼を受けると、ポスティングやインターネットに情報を掲載するなど、さまざまな広告媒体を使って購入希望者を探します。金額に納得できる方が現れたら手続きを進めるため、売主の希望に近い金額で手続きを進められるでしょう。

不動産仲介のデメリット

デメリットとしては、買主を探さなければならないので、現金化までに時間がかかります。いつまでに売却したい、現金化したいタイミングが決まっている場合、急いで購入希望者を探さなければなりません。

物件の人気や売買価格などの条件にもよりますが、一般的には3か月以内に買主が見つかることが多いですが、半年以上かかることもあります。

そして、長期間契約が成立しない場合は、値下げ交渉に応じる必要があり、必ずしも希望通りの金額で売却できるとは限らないなどもデメリットです。

売買が成立した場合には、業者への報酬として仲介手数料を支払うのが基本です。

売買金額が400万円以上の場合は、売買金額の3%+6万円+消費税となっており、たとえば売買金額が3,000万円の場合は105万6,000円(税込)が上限です。

たとえ手数料がかかったとしても、買取で売却するよりも手元にお金が残るケースが多くなっています。

不動産買取のメリット・デメリット 

買取で物件を売却するいちばんのメリットは、現金化までのスピードが早いことです。業者が直接買い主となるため、査定金額に納得すれば売買契約が締結され、代金の決済から物件の引き渡しまで速やかに行われ、素早く現金化することが可能です。

さらに、仲介手数料が不要になることもメリットといえるでしょう。無駄な手数料がかからず、スピードを持って現金化できるのは大きなメリットです。

また、周囲に物件を売却することを知られないことも特徴です。

一般的な物件の売却だと、購入希望者を見つけるためにポスティングチラシの配布やインターネットの情報サイトに載せるといった宣伝広告活動が行われるため、近隣住民や知人に物件の売却を予定していること、いくらで売却するのかといった情報を知られるかもしれません。

しかし、一般公開しないまま取引が成立するため、周囲に知られることなく物件を手放せます。

不動産買取のデメリット

デメリットは、売買価格が物件の相場価格よりも安くなってしまうことです。仲介での売買と比べて2~4割は安くなることが一般的で、たとえば市場価格が3,000万円の物件なら、1,800万円~2,400万円になります。

安くなる理由に物件をそのまま売り出すのではなく、転売して利益を得ているケースもあります。リフォームなどをして物件の価値を上げてから売却することも多く、そのぶんの費用を差し引かれるため相場より安くなるのです。

なお、ほとんどの物件は買取可能ですが、老朽化していてリフォームをしても再販売が困難な場合など、物件によっては買取できないことがあるため、注意が必要です。

結局、仲介と買取どちらがおすすめ? 

ここまでどちらのメリット・デメリットを見てきましたが、結局どちらの方法がおすすめなのかわからない方も多いでしょう。まずは、急いで売却をする必要がない場合は、通常の相場価格で売却ができる仲介を選ぶことがおすすめです

一方、築年数が古い、立地条件が悪いなどで、買い手が付きそうにない物件や買取を選んだほうがよい場合もあります。

そして、売却のスケジュールに余裕がある場合は、現金化しなければならない期限を確認のうえ、はじめに仲介による販売活動を依頼し、限までに買主が見つからなければ、不動産会社に買取してもらうことを相談してみるのもよいでしょう。

まとめ

物件の売却は、どのような方法で賢く売却できるかを決めることが重要です。買取の場合は、相場より2~4割安くなることが多いかわりに、すぐに現金化できることがメリットです。

一方、仲介の場合は、現金化まで早くても数か月の時間がかかりますが、相場に見合った価格で売却できる可能性も高いため、なるべく高値で売却したい場合に適しています。それぞれの特徴を理解しながら、優先したいポイントと照らしあわせて、最適な方法を選ぶとよいでしょう。

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